冬は一年の中で最も湿度・気温が低く、乾燥による肌トラブルが多い季節。
肌が乾燥した状態が続くと深いシワやたるみなど深刻なトラブルとして現れることもあるので、まずは乾燥予防から心掛けましょう。
保湿ケアを丁寧にすればするだけ、肌はしっかり応えてくれます。
ビューティーアドバイザー 戸塚 佑佳
国際エステティック専門学院AMC静岡校の講師、スキンケアサロンエミュアールの店長として、正しい化粧品選びのアドバイスをしている。
目次
毎日の丁寧な保湿ケアが明日の美肌をつくる
私たちの肌は平坦のように見えますが、皮膚の表面は「皮溝(ひこう)」とよばれる溝と、ふっくらと膨らんだ「皮丘(ひきゅう)」により形作られます。
乾燥していると、ふっくら膨らんでいる皮丘が小さくなり、皮溝が大きく開いたりなくなったりするため、キメが粗くなります。
水分がしっかり浸透すると、この皮丘がふっくらと保たれ、皮溝との高低差ができます。
いわゆる「キメが整っている」状態になり、なめらかでしなやかな肌ができるのです。
私たちの体を覆う皮膚は畳1枚分(約1.6㎡)の面積があり、顔だけでも新聞紙1枚分もの面積があります。
それだけの広さにしっかりと美容成分を届けるには、日々のこまめなお手入れが必要です。
冬の乾燥した肌は、いつも以上に丁寧に労わってあげましょう。
乾燥した状態をそのまま放っておくと、肌表面は乾いたスポンジのような状態になります。
乾燥により肌内部の構造も崩れ、これがシワの原因となります。
特に、目周りなどは小ジワができやすいので注意しましょう。
うるおいに満ちたみずみずしいすこやかな肌は、あらゆる肌トラブルを未然に防ぐことができます。
エミュアールの保湿ケアアイテム
STEP1 保湿化粧水で潤いを与える
エミュアールの保湿化粧水『エッセンスローション』は、保湿成分を美容液級に配合。
その主成分であるヒアルロン酸は、豊かなとろみのある粘質で、たった1gで6リットルもの水分を保持することができる、保湿ケアには欠かせない成分です。高分子の「ヒアルロン酸Na」と低分子の「浸透型ヒアルロン酸」の2種類のヒアルロン酸の働きで、肌表面だけでなく内側からじっくり潤いを与えます。
肌になじませると、手のひらに吸い付くようなもっちりとした感触になります。
この感触が、肌内部にしっかり水分が届いた証拠です。
STEP2 保湿クリームで潤いを閉じ込める
バランスのとれた健やかな肌は、角質層に含まれる水分が20%以上。
角質層の細胞同士の隙間をたっぷりの潤いで満たせば、キメの整ったハリのある肌が保てます。
肌の生まれ変わりを助け、より良い状態へ導く天然ゲルはこの潤いの基礎を整えます。
肌の細胞間脂質とよく似た働きをもつ天然ゲルは肌なじみがよく美肌成分がしっかり肌深部まで浸透し、潤いをキープすることで美しい肌へ効果的にアプローチしていきます。
肌の内側と外側からW保湿
加齢や紫外線などの外部ダメージで減少してしまうコラーゲンを2種類配合した透明ゲルクリーム。
浸透力に優れた分子量の小さいコラーゲンと分子量の大きいコラーゲンのWアプローチにより、肌表面だけでなく内側から潤いとハリを与え、長時間みずみずしさを保ちます。
年齢肌に対応したセラミド配合
年齢による乾燥肌や敏感肌は、加齢とともに急激に減少していくセラミド不足が原因。
肌を守る重要な役割に欠かせない成分で、減少することで保湿力は弱まり、外からのダメージを受けやすくなり、小じわやたるみ、乾燥を招いてしまいます。
エンリッチドCEクリームは、加齢に伴う肌トラブルを持つアンチエイジング世代に対応した乾燥肌用クリームです。
効果的な使い方って?
乾燥している肌にしっかり潤いを届けるためには、顔全体にたっぷりと。
天然ゲルの特性を活かした使用方法で丁寧になじませましょう。
①手のひらで人肌に温める
肌が冷えると血管が収縮し細胞の働きが低下するため、化粧水の浸透力も低下してしまいます。
化粧水が冷たいと皮膚の温度が下がってしまいますので、手のひらの熱で人肌に温めてから使用しましょう。
②重ねづけでたっぷり潤いを与える
乾燥により肌の水分が減少している時は、いつもより使用量を多めにして、たっぷりの潤いで満たしましょう。
③ハンドプレスでしっかり押し込む
手のひらでやさしく顔を包みこむようになじませましょう。
ハンドプレスで押し込むことで圧が加わり、肌の深層まで潤いが浸透し、長時間潤いを保つことができます。
顔のすみずみまで丁寧にゆっくりなじませましょう。
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