秋の気分に差し掛かる9月は、暑さのピークからは解放されますが、夏の紫外線ダメージが肌に表れはじめます。「ダメージリセット」を意識して、日々のお手入れを行っていきましょう。
ビューティーアドバイザー 戸塚 佑佳
国際エステティック専門学院AMC静岡校の講師、スキンケアサロンエミュアールの店長として、正しい化粧品選びやスキンケア方法のアドバイスをしている。
目次
夏の紫外線ダメージを受けた肌とは?
汗やテカり・日焼けに悩まされた夏が終わると、涼しく過ごしやすい秋がやってきます。スキンケアもちょっぴり楽になるかも…と思いきや、肌はヘトヘト状態。いつも通りのスキンケアをしていても、肌のくすみ、ごわつき、ファンデーションの色が合わない、シミが濃くなった、などのトラブルが肌に表れ始めていませんか?
そのちょっとした違和感は、夏の間に蓄積してしまった紫外線ダメージが原因です。
夏の紫外線ダメージをそのまま放置すると肌老化がどんどん進行してしまいます。まずは、できるだけ早く紫外線ダメージを肌から取り除きましょう。
シンプルケアでダメージリセット!
(1)基本の洗顔
不要な皮脂や角質をきちんと取り除き、ターンオーバーの乱れを起こさないことが肌トラブルを根本的に解決するために必要なポイントです。ニキビや乾燥、毛穴トラブルにも洗顔が有効ですが、夏の紫外線を浴びた肌がつくるメラニン色素(シミの原因)を体外へ排出できるため、シミやくすみ予防にもつながります。
また、肌は刺激を受けると角質を厚くしダメージを防ごうとする働きがあります。紫外線は特にその防御反応が強く働くため、夏から秋にかけて角質が厚くなりやすい状態です。角質が厚くなると、化粧水やクリームなどの水分や美容成分の浸透力も低下します。週に1回、洗顔後に「ピーリング」ケアをして、余分な角質を除去しましょう。
肌汚れをオフするポイント
【メイク・皮脂】
□メイクはきちんと落とす
メイクや日焼け止めをつけた日はしっかり落とし、素肌を心地良い状態に解放してあげることがスキンケアのはじまりです。
【素肌汚れ】
□1日2回(朝・夜)の洗顔
毎日の洗顔で素肌に付着した余分な皮脂や汗を落とし、肌を清潔に保つことが大切です。
【角質ケア】
□週1回、余分な角質除去
余分な古い角質を取り除き、化粧水やクリームなどの水分や美容成分を浸透しやすい肌環境に整えましょう。
\使うのはコレ!/
(2)十分な保湿
保湿によるスキンケアをしっかり行い、肌の細胞と細胞の隙間を水分で満たしてあげましょう。水分で満たされた肌はみずみずしさを取り戻し、バリア機能が回復します。また、水分保持力がグンとアップし、透明感が生まれ、より早く夏のダメージケア効果が実感できます。乾燥を感じてない場合でも、肌へのダメージを蓄積させないよう、化粧水で水分を与えましょう。
\使うのはコレ!/
(3)クリームで水分を閉じ込める
肌ダメージを回復させるには、一時的に潤いを補給するだけでなく、与えた潤いをしっかり閉じ込めてキープすることが大切です。肌の水分量が増えると、バリア機能がしっかりと働き、外的刺激から肌を守りやすくなり健やかな肌状態が保てます。化粧水の水分を逃がさないように、クリームで「フタ」をしましょう。
\使うのはコレ!/
おわりに
しっかりとスキンケアをしていたつもりでも、目に見えない肌の奥にはダメージが蓄積されている可能性があります。少しでも早く肌を回復させるために、やさしく丁寧なスキンケアを心がけましょう。
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