すこやかな美肌作りに欠かせない「クレンジング・洗顔」ですが、その方法を間違えると、大人ニキビや乾燥肌といった肌トラブルの原因になりかねません。
美肌作りの基本は、肌に負担をかけず、傷つけないこと。
洗浄とすすぎを繰り返す洗顔は、一番肌に触れることが多いデリケートなケアです。汚れを落としたいからといって時間をかけすぎたり、肌を擦ったりするような洗い方は、余計な刺激を与えてしまいます。また、洗顔時間が短く、水でサッと流すだけでは刺激物が残ってしまうのでNG。
肌に負担をかけないことと、肌本来の潤いを保つことを心がければ、 「肌の自活力」が高まり、自然とキメが整います。
一年の中で春は、花粉や黄砂などあらゆる外的刺激物が多い季節です。肌に負担をかけないアイテムを使うこと、そして正しい方法で洗顔することを心がけましょう。
ビューティーアドバイザー 戸塚 佑佳
国際エステティック専門学院AMC静岡校の講師、スキンケアサロンエミュアールの店長として、正しい化粧品選びのアドバイスをしている。
目次
クレンジング編
クレンジングの量は、たっぷりと使うことが大切。少量しか使わずにいるとメイク汚れが落ちずに残ってしまうだけでなく、摩擦の刺激により色素沈着になってしまうことも。
顔全体の皮膚を覆うくらいの量をしっかりとりましょう。また、手で温めてから肌に馴染ませるのがベスト!
メイクや日焼け止めは、時間と共に酸化し、色素沈着やシミ、毛穴のつまり・ニキビなどの原因になります。たとえ少量であっても、日焼け止めやメイクをした日は必ずクレンジングで落としましょう。
洗顔編
水で洗うだけでは、皮脂や汗などの「油性」の汚れを落とすことはできません。寝ている間の皮脂や汗も、酸化すると刺激物質に変化し、毛穴の黒ずみやニキビの原因となります。ターンオーバーを促すためにも、きちんと洗顔料を使い、肌を清潔に保ちましょう。
ゴシゴシと摩擦を与える洗顔は、肌トラブルの原因に。また、泡の量やキメの細かさで、肌への負担や洗浄力は大きく変わってきます。キメが大きく弾力のない泡はクッション性がなく、肌への摩擦や刺激が大きくなり、汚れの吸着力も低下します。泡立てネットを使い「ツノ」が立つくらいたっぷりの泡でやさしく洗いましょう。
おわりに
肌には本来、自ら美しくなろうとする「自活力」が備わっています。この自活力を高めるためにも、まずは肌の汚れをしっかり取り除くことが大切です。正しい洗顔方法を意識しながら、肌を清潔に保つよう心がけましょう。
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