以前に比べて、髪がまとまらなかったり、ハリ・ツヤがなくなってきたり、パサつきが気になったりしていませんか?
年齢とともに髪質が変化するなか、毎日のケアでキレイな髪を保つ方法をご紹介します。
ビューティーアドバイザー 戸塚 佑佳
国際エステティック専門学院AMC静岡校の講師、スキンケアサロンエミュアールの店長として、正しい化粧品選びのアドバイスをしている。
目次
髪質が変わる原因は、土台の「頭皮」
頭皮の老化
ツヤ・ハリがなくなってきたり、うねりが出たりする髪質の変化は、毛髪をつくる細胞や頭皮の老化が原因の一つです。そのほかにも、出産や更年期障害によるホルモンバランスの変化や、代謝が落ちてきたことによる血行不良など、体全体の変化が頭皮にも影響を与え、トラブルを招いてしまっています。
頭皮のベタつき
頭皮にある皮脂腺の数はなんと顔の2倍以上。頭皮が脂っぽいのは、体の中でもっとも皮脂腺が多く汚れやすい部分だからです。特に、梅雨時は高温多湿のため、汗や皮脂が多く分泌され、頭皮がベタつきやすい季節です。皮脂や汗が頭皮の毛穴に詰まると血流が悪くなり、毛根に十分な栄養が行き渡らず、健康な髪が生えにくくなってしまいます。
健康な髪は、すこやかな頭皮から
健康な髪を保つためには、髪の土台である頭皮をすこやかに保つことが大切。
毎日のケアで余分な皮脂や汚れを取り除き、そして不足している潤いや栄養分を与えましょう。
毎日のケアで気をつけること
紫外線
日傘をさしたり、帽子をかぶったりして、紫外線ダメージを与えないようにしましょう。UVスプレーの使用もおすすめです。
シャンプー
すすぎが足りないと頭皮にシャンプーや汚れが残り、頭皮の乾燥につながります。3分間ほどかけて、しっかり洗い流しましょう。また、髪をすすぐ時のお湯の温度は、38度程度のぬるま湯に。シャワーの温度が熱すぎると必要な皮脂まで落としてしまい、頭皮が乾燥する原因につながります。少しぬるいと感じるくらいが、頭皮にはおすすめです。
ドライヤー
髪がぬれたままの状態だとダメージを受けやすいため、なるべく早く乾かしましょう。熱ダメージを軽減するトリートメントを使用すると◎
ブラッシング
毛先からやさしくとかします。ブラシを強く押しつけたり、同じ部分をブラッシングすると、頭皮を傷つける恐れもあるので注意しましょう。
生活リズムを整える
毎日のケアで髪や頭皮をいたわることはもちろん、これから生える髪のために栄養バランスのよい食生活を心がけましょう。
美しく健康的な髪を育てるために欠かせない栄養素は、豆類、肉類、乳製品といった食品に含まれるタンパク質です。ビタミンやミネラルも併せて摂取できるように、野菜、穀物、海藻などもバランスよく食べることを意識しましょう。
また、質のよい睡眠や、適度な運動など、体がサビないよう生活リズムを整えることも大切です。
頭皮をやさしくほぐして血行促進
ハリ・ツヤのある若々しい髪を育むためには、頭皮にしっかり栄養を行きわたらせる必要があります。血液の循環を良くする「頭皮マッサージ」を取り入れましょう。
生え際に指の腹をのせ、頭頂部にむかってもみ込むようにマッサージをします。
頭皮を引き上げるようにマッサージすれば、血行促進だけでなく、リフトアップ効果、リラックス効果にもつながります。
おわりに
キレイな髪を保つためには、土台である頭皮のケアが大切です。特別なことをするのではなく、毎日のシャンプーや生活習慣など、ちょっとしたことを見直してみてはいかがでしょうか。
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