多くの女性が抱える悩みのひとつである「冷え性」。
日常的にできる簡単な冷え対策をご紹介します。
ビューティーアドバイザー 戸塚 佑佳
国際エステティック専門学院AMC静岡校の講師、スキンケアサロンエミュアールの店長として、正しい化粧品選びのアドバイスをしている。
目次
「冷え」が及ぼすトラブルは?
体が冷えていると、血液やリンパのめぐりが悪くなります。
そのため、体に必要な栄養や酸素が全身に行き届かない上、老廃物も蓄積されてしまいます。
その結果、肩こりやむくみ、生理不順、自律神経の乱れといった様々な体の不調が引き起こされます。
「疲れやすい」「風邪をひきやすい」といったと症状も「冷え」が原因かもしれません。
体だけでなく肌にもトラブルが…!
「冷え」は、体の不調だけでなく、肌にも悪影響を及ぼしてしまうこともあります。
血行不良により、肌の新陳代謝が滞り肌のターンオーバーが遅れてしまい、角質層が厚くなり、くすみやゴワつき、乾燥、化粧水の浸透力の低下などにつながります。
この状態をそのままにしておくと、気づかないうちに肌老化が進んでしまいます。
今すぐできる温活ケアを始めましょう
お風呂に浸かる
湯船に浸からず、シャワーで済ませていませんか?
一日の終わりには湯舟にゆっくりと浸かり、全身を温めましょう。
温浴効果を高める入浴剤などの活用もおすすめです。
入浴中に、足の指を開いたり閉じたりすると血流も促進されます。
38~40度のぬるめのお湯に10~20分程度つかるのがいいでしょう。
服装に気をつける
首や腰、お腹、足首は冷えやすいため、マフラーや靴下、タイツなど、冷え対策のアイテムを上手に活用しましょう。
また、補正下着などで体を締め付けると結構が悪くなりやすいため、長時間の使用は避けましょう。
HOTドリンクを飲む
温かい飲み物を飲んで、体の内側から温まりましょう。
紅茶やほうじ茶などの発酵茶、ココア、生姜湯などもおすすめです。
食事でも冷たいものは避けて、体温以上のものを摂るのがベストです。
運動をする
筋肉は「天然カイロ」と呼ばれるほど、体温を調整するために必要なもの。
身体の熱は血液が運んでいますが、筋肉量が減ると熱を蓄えておく場所が少なくなり、体温が下がってしまいます。
ウォーキングやジョギング、ストレッチ、ホットヨガなど、体を動かすことを意識しましょう。
末端をマッサージ
手先や足先をマッサージして血流を促進しましょう。
手の冷えは、爪の根本あたりを揉むと効果的です。
ハンドクリームを塗る時はマッサージしながら塗ると◎
足先はお風呂上りにボディクリームを塗りながらマッサージしましょう。
冷え対策だけでなく、乾燥対策にもなります。
スキンケアは人肌に温めてから
化粧水を手のひらで温めてから使用しましょう。
温めてから使用することで、有効成分の浸透率もぐっと上がります。
おわりに
「冷え性」は女性に多いお悩みのひとつです。日常生活で取り入れられる温活で、肌トラブルを防ぎましょう。