こんなお悩みございませんか?
- 肌がくすんでいる
- 顔色が悪い
- ファンデーションの色が合わない
鏡を見たときに「顔色が悪い」「ファンデーションの色が合わない…」という悩みは、肌のくすみが原因かもしれません。くすみの原因を知って、正しくケアすることで透明感を取り戻しましょう。
ビューティーアドバイザー 戸塚 佑佳
国際エステティック専門学院AMC静岡校の講師、スキンケアサロンエミュアールの店長として、正しい化粧品選びやスキンケア方法のアドバイスをしている。
目次
くすみ肌のメカニズム
肌悩みのひとつとして挙げられる「くすみ」ですが、そもそも「くすみ」とはどのような肌状態を指すのか疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
くすみとは、顔全体が本来の明るさよりも暗く見える状態のことをいいます。
「朝メイクしてから夕方になると疲れた顔をしている」
「首と顏の肌色が違っている」
「血色が悪い気がする」
「肌に柔らかさがない」
など、このような状態を感じるときはくすみを引き起こしているかもしれません。
くすみの肌状態
健康的な肌状態とくすみがある肌状態では、見え方はもちろん肌状態も違います。
昨日と今日、朝と夜でも肌色は変化し知らず知らずのうちに生じてしまうのがくすみですが、原因を知って透明感ある素肌へ導きましょう。
くすみの原因
乾燥によるくすみ
潤い満たされた肌は、肌表面のキメが均一に整い光が当たると反射します。よく言われる透明感ある肌は、光の反射が関係しています。しかし乾燥している肌は、キメが乱れ肌表面に凹凸が多く光がうまく反射せず影になってしまい、結果的にくすんでみえる状態です。
角質肥厚によるくすみ
肌は、古くなった肌表面の角質が、新しい表皮細胞に押し上げられて自然と剥がれ落ちます。健康で若い肌の場合、約28日周期でターンオーバーが起きるとされています。しかし、乾燥や紫外線、加齢、刺激などさまざまな要因で、ターンオーバーのサイクルが乱れると肌表面に古い角質が蓄積し、角質を厚くしてしまいします。その結果、肌がゴワつき透明感が失われ灰色のように見えてしまいます。
不十分なスキンケア
メイクをしていないから洗顔をしない、日焼け止めだけ付けているからクレンジングをしないなど、クレンジングや洗顔といった不要なものを「落とすケア」が不十分な場合でもくすみの原因になります。
血行不良によるくすみ
睡眠不足や運動不足による血行不良は、毛細血管の色が青く目立つようなくすみを引き起こす要因になります。また肌に必要な栄養素も巡りづらくなり老廃物が溜まりやすく、肌のターンオーバーの乱れを引き起こし結果としてくすみを引き起こします。特に、目周りなど皮膚が薄い部分は目立ちやすくクマとして現れてしまうこともあります。
色素沈着よるくすみ
紫外線や肌への摩擦により、肌を守ろうとするメラニン色素が肌内部で抑制されます。ターンオーバーが正常であれば垢となって剥がれ落ちますが、紫外線を長時間浴びる続けたり摩擦を頻度に与えてしまうと、メラニン色素が必要以上に肌に残り、茶褐色のくすみやシミが生じてしまいます。
糖化による黄ぐすみ
糖質の多い炭水化物などを過剰摂取すると、体内で余った糖質が肌の栄養素であるタンパク質と結びつき老化物質を生成してしまいます、それを「糖化」といい、肌を黄色くくすませてしまいます。また肌の糖化が進むと、シミやシワ、たるみを引き起こす原因にもつながります。
くすみを予防するスキンケアアドバイス
普段のスキンケアの見直しやプラスケアで、くすみにくい肌づくりをしましょう。
【1】きちんと汚れを落とす
古い角質やメイク汚れなどをクレンジングや洗顔で、きちんと毎日落としましょう。また、スペシャルケアとしてピーリングで週に1~2回を目安に取り入れるのもおすすめです。不要な角質を肌に留まらせないため、スキンケアアイテムの浸透を促します。
★朝夜、1日2回の洗顔をする。
★メイクや日焼け止めをつけたときは、クレンジングをする
★保湿成分配合のクレンジングや洗顔料で丁寧に洗顔をしましょう。
【2】しっかりと保湿する
洗顔後の肌にきちんと化粧水とクリームでスキンケアをし、キメの整った肌へ導きくすまない肌にしましょう。
★手のひらで人肌に温めてから化粧水を顔につけましょう。
★肌の乾燥を防ぐために、使用量を多めにしてたっぷりの潤いで満たしましょう。
★丁寧にハンドプレスしてやさしくなじませるようにしましょう。
★化粧水だけでなく、クリームできちんと潤いを閉じ込める蓋をしましょう。化粧水やクリーム、美容液などで十分な保湿をし、乾燥が気になるときは重ね塗りをしましょう。
【3】紫外線対策をする
紫外線を日焼け止めなどでカットし、メラニン色素の過剰な生成を抑えましょう。紫外線は一年を通して降り注いでいるため、塗り忘れに注意しましょう。
★紫外線は、日焼け止めは外出しないときや紫外線が弱い時期でも、1年を通して塗ることが大切です。
★SPF配合のファンデーションの活用もおすすめです。
【4】体を冷やさない
血行不良によるくすみ対策として、体を温めることを意識しましょう。また顔だけが血行不良ではなく、全身も同じ状態であることが多く、食事や入浴、マッサージ、運動など、できることからはじめてみましょう。
【5】食生活
食事では栄養バランスを意識しつつ、糖化につながる糖質の過剰摂取に気をつけましょう。糖質は、ご飯・パン・麺類などの穀類、イモやでんぷん類などに多く含まれています。 また、砂糖や甘味類、果物類などの甘いものにも多く含まれています。
おわりに
さまざまな原因が複雑に絡み合って発生する「くすみ」ですが、毎日のスキンケアや食事でくすみに悩まない肌づくりができます。まずは、洗顔後の肌をチェックし本来の自分の明るい素肌を確認してみましょう。
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