新生活が始まり、気温も空気もぐっと変わる春。ワクワクとともに、知らず知らずのうちに心と体に疲れがたまるのもこの季節の特徴です。
「なんだかだるい」「肌が不安定」「気持ちも沈みがち…」それは、“春疲れ”のサインかもしれません。
5月は、そんなゆらぎが一気に表面化しやすいタイミング。だからこそ、頑張りすぎた自分をいたわる「ご自愛時間」が大切です。
今回は、春の疲れをやさしくほぐし、心と肌を整えるセルフケア習慣をご紹介します。
エミュアール化粧品のビューティーマネージャーが教えます!

ビューティーマネージャー 戸塚 佑佳
国際エステティック専門学院AMC静岡校の講師、スキンケアサロンエミュアールの店長として、正しい化粧品選びのアドバイスをしている。
目次
こんなサインが出ていたら「春疲れ」かも。

- 朝起きても疲れが取れない
- 肌が敏感・不安定になっている
- 気分がふさぎがちでやる気が出ない
- 眠りが浅くてすっきりしない
- 食欲や集中力が落ちている
少しでも当てはまったら、心と体からの「休ませて」のサインかもしれません。
無理にがんばるのではなく、自分にやさしくするタイミングです。
春疲れの原因とセルケアガイド

そんな「春疲れ」を感じたときは、自分を整えるきっかけに。 季節の変わり目にぴったりのセルフケア習慣を、原因別にご紹介します。
●気温・気圧の急変
春は寒暖差が激しく、朝晩の冷え込みもあり体が気候に順応しにくい季節。気圧の変動も加わり、自律神経が乱れて疲労感や頭痛、倦怠感が出やすくなります。
おすすめのセルフケア方法
- 朝日を浴びて体内リズムを整える
- 軽いストレッチや深呼吸
- ぬるめのお風呂でリラックス
●紫外線量の急増
5月の紫外線は夏並みに強く、肌に急激なダメージを受けてしまい、肌の赤み・乾燥・ごわつきなどの“ゆらぎ”が生じやすくなります。
おすすめのセルフケア方法
- 朝のスキンケアに日焼け止めをプラス
- 長袖や帽子、サングラスを着用して、直接的な日差しから肌を保護
●環境の変化によるストレス
新年度のスタートで、人間関係や生活リズムの変化が重なり、心に負荷がかかりやすいタイミング。緊張状態が続くと、体も肌も疲れやすくなります。
おすすめのセルフケア方法
- 軽くストレッチやラジオ体操
- コーヒーやお茶でひと息つく“ひとり時間”をつくる
- 手帳やノートに「今日やること・やりたいこと」を書き出す
●自律神経の乱れ
ストレスや季節の変化で交感神経が優位になりがちに。結果、睡眠の質が下がったり、血行が悪くなったりして、心身ともに回復しにくくなります。
おすすめのセルフケア方法
- 夜のスマホ断ち(デジタルデトックス)
- 湯船につかって体を温め、リラックス
●睡眠の質の低下
気温やストレス、生活の変化によって寝つきが悪くなることも。睡眠不足が続くと、肌のターンオーバーが乱れたり、気分の落ち込みを感じやすくなったりします。
おすすめのセルフケア方法
- 夜は、白湯やノンカフェインティーで心を落ち着ける
- 寝る前の読書やストレッチ
●ホルモンバランスの乱れ
気温や環境の変化により、自律神経が乱れやすくなります。自律神経と連動する女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)のバランスが崩れると、肌荒れや疲れが取れにくいといった不調が現れやすくなります。
おすすめのセルフケア方法
- セラミド配合の保湿ケア
- 味噌や納豆などの発酵食品を意識して摂る
おわりに
5月は自律神経のバランスが乱れやすく、「なんとなく不調」を感じる人が増える時期。そんなときこそ、自分を“整える”ためのセルフケア習慣を取り入れてみましょう。
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