日差しが強い夏は、肌の老化が進みやすいシーズン。
肌をしっかり守ること、そして些細な日々のダメージをリセットすることがとても大切です。
さらに、今年は毎日の生活に欠かせなくなった「マスク」による肌荒れが急増!!
夏のスキンケアと一緒に、マスク生活での肌荒れ解消方法をご紹介します。
ビューティーアドバイザー 戸塚 佑佳
国際エステティック専門学院AMC静岡校の講師、スキンケアサロンエミュアールの店長として、正しい化粧品選びやスキンケア方法のアドバイスをしている。
目次
■マスクによる肌荒れ
エミュアールで行った調査でも、お客様よりこんな肌荒れのお悩みがありました。
マスクを着用することで、シミ、吹き出物、たるみなど、さまざまな肌トラブルを感じる方がいらっしゃいました。
では実際に、マスクの着用によって、どのように肌に影響を与えているのでしょうか。
■マスク肌荒れの原因
原因①<マスクの摩擦による刺激>
マスクの着脱時やマスクをしながら会話をする際にマスクが動き、肌を摩擦していることがあります。また、マスクの素材やサイズが自分に合っていないということも、肌に刺激を与える原因の一つになります。
マスクが擦れることにより、肌の角質層は傷つき、必要な角質まで剥がれやすくなり、肌のバリア機能が低下してしまいます。バリア機能が低下することによって、肌の潤いが不足し、ダメージを受けやすい状態になってしまいます。
原因②<マスク内は高温多湿/温度や湿度との関係>
マスクをしている時としていない時で、温度差や湿度差が生じています。これは「季節の変わり目」と同じ状態で、寒暖の差によって肌荒れが起きやすい状態です。
また、夏のマスクの中は高温多湿状態。これは「梅雨の時季」と同じ状態であり、肌の理想的な湿度が高くなりすぎてしまうことで、雑菌が繁殖しやすい肌環境になっています。
原因③<表情筋の低下>
マスク生活で減少しつつあるのが、「頬や口の動き」です。
マスクのズレを防ぐため、会話を必要最小限にとどめたり、表情を大きく動かさない状態が続くと、『たるみ』の原因に。
口角が下がり、いざ笑おうとしてもキレイな笑顔が作れないことも・・・。
また、顔の筋肉の運動量が減り、血液やリンパの循環機能も低下することで、むくみやすくもなります。マスク下の老け顔に要注意です!!
■夏マスクによる肌荒れの対処法
マスク肌荒れの原因を探ってみると「全ての肌トラブル」があげられます。
対処法や予防をしっかりしていきましょう!
肌荒れ予防に、今こそおこなってほしいスキンケアとお手入れポイントをご紹介していきます。
【たっぷりの保湿が重要】
バリア機能が低下した乾燥肌には、『保湿』が重要になります。乾燥している肌は、守る機能が失われているためまずは角質層に十分な水分を蓄えましょう!
スペシャルケアとして、フェイスマスクを取り入れるのも効果的です。
【洗顔で肌を清潔に!】
肌荒れを悪化させないためにも、洗顔で清潔に保つことが大切です!汗やマスク内の水分はこまめにふき取り、夜は丁寧なクレンジングと洗顔を心がけましょう。
【表情筋をさぼらせない!】
マスクを外した時やスキンケアをする時に、表情筋運動やマッサージが最適です。意識して顔の筋肉を動かすことで、日々の運動不足を取り戻しましょう!
また、年齢肌に注目の成分「アルジレリン」のアイテム使用もおすすめです。
8月のスキンケアステップ
おわりに
昨年の夏と比べて、マスク着用により過酷な夏を迎えています。少しでも肌へのストレスを軽減できるように、丁寧なスキンケアやプラスケアが重要になります。まずは、自分の肌(顔)を鏡でチェックし、どこにどんなトラブルがあるかを確認することも大切です。マスクと上手に付き合いながら、快適な夏肌を手に入れましょう。
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