‘新しい日常’以降、感染対策でマスクの着用時間や着用頻度が増え、マスクが大切であることはわかっていても、不快感からストレスを感じたり、日に日に肌荒れが生じたりと、悩みを抱えている方が増加しています。
今回は、マスクを着用するときに多いお悩み【肌荒れ/耳の痛み】の対処法をご紹介します。
ビューティーアドバイザー 戸塚 佑佳
国際エステティック専門学院AMC静岡校の講師、スキンケアサロンエミュアールの店長として、正しい化粧品選びやスキンケア方法のアドバイスをしている。
目次
●マスク肌荒れ(ニキビ/吹き出物)
長時間のマスク着用によって『ニキビ/吹き出物』が増えたという声が多くあります。
その原因は、『繊維の擦れ』かもしれません。
マスクの繊維が肌に触れて擦れると、角質層のバリア機能がダメージを受けます。ダメージを受けた肌はしだいに角質層が厚くなり、老廃物が毛穴をふさいでしまいます。放っておくと詰まってしまった毛穴に、ニキビの原因となるアクネ菌が増殖し、白ニキビができ、赤みや炎症を起こして重症の赤ニキビに進行してしまいます。
●耳の痛み・頭痛・顔のむくみ
マスク着用時、耳が痛くなることを多くの方が経験しているのではないでしょうか。
耳が痛くなる原因として考えられるのは、ゴムの形状やマスクのサイズです。自分に合っていないマスクは、耳への負担が大きくなり痛みが生じてしまいます。
耳が引っ張られ続けて耳まわりの筋膜が緊張すると、頭皮にも伝わり頭皮が固くなり頭痛になります。マスク着用が長時間続く生活がなかったからこその悩みです。
また、血行不良にもなり、マスクを外した時にむくみを感じる方もいます。
耳マッサージ方法
耳周りには、老廃物を回収して流すリンパ管やリンパ節が密集しています。
ここのコリをほぐし流れを活性化させると、顔全体の血行が促されて、温まる効果もあります。
おわりに
‘新しい日常’で手放せないマスク。毎日着用していると、肌に思わぬトラブルが発生することがあります。すこやかな肌をキープするためにも、日頃から丁寧なスキンケアやマッサージを心がけましょう。
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