「ニキビが治ったと思ったらまたできてしまった・・・」
「いつも同じ場所に、ニキビが繰り返しできる・・・」
そんな経験をお持ちの方が多いのではないでしょうか。
ニキビの原因と予防対策を知って、ニキビのできにくい肌環境に整えましょう。
ビューティーアドバイザー 戸塚 佑佳
国際エステティック専門学院AMC静岡校の講師、スキンケアサロンエミュアールの店長として、正しい化粧品選びやスキンケア方法のアドバイスをしている。
目次
ニキビはなぜできるの?
ニキビの始まりは「毛穴の詰まり」が原因です。
毛穴には皮脂を分泌する皮脂腺が付属しており、この皮脂腺から皮脂が過剰に分泌されると、皮脂がスムーズに排出されず、毛穴を詰まらせてしまいます。
また、肌の生まれ変わりであるターンオーバーが乱れると角質が厚くなり、毛穴の出口が塞がれ、皮脂が詰まってしまいます。
毛穴の出口が塞がれて皮脂が溜まることで、皮脂を栄養源にしている「アクネ菌」が過剰に増殖し、炎症を起こすことでニキビとなります。
「思春期ニキビ」と「大人ニキビ」の違いって?
思春期ニキビ
小学生から中学生にかけてニキビの症状が発生し、高校生になる頃に症状が悪化しやすくなります。
ニキビがよくできる場所は額や鼻のTゾーンや頬、アゴなどで、首、背中などに広がることもあります。
原因は、成長期のホルモンバランスが乱れることにより、皮脂の分泌が過剰になることです。
大人ニキビ
20代を過ぎてからニキビの症状があらわれ、思春期ニキビに比べるとニキビができるのは顔中心で、アゴや口周りなどの乾燥しがちな部位にできやすい傾向があります。
原因は、ストレスや睡眠不足からくるホルモンバランスの乱れ、洗顔不足、肌の刺激、乾燥など、様々な要因が絡み合って毛穴のつまりが生じ、ニキビが発生します。
また、脂っこい食事が好きな方は、食生活による脂質の過剰摂取によって大人ニキビが生成されてしまう場合もあります。
また近年ではマスクとの擦れやマスク内のムレといった要因もあいまって、ニキビを経験された方も多かったのではないのでしょうか。
ニキビのケア方法
ニキビができない肌づくりには、日頃から適切なスキンケアを行なうことが欠かせません。
スキンケアが正しくできていないと、古くなった角質や皮脂が肌に残ったままとなるため、ニキビができやすい肌になってしまいます。
思春期ニキビのスキンケア方法
STEP1 丁寧な洗顔
思春期ニキビは、主に過剰な皮脂分泌が原因のため、余分な皮脂や汚れを取り除くために、洗顔を丁寧に行いましょう。すすぎ残しのないように、髪の生え際部分までしっかり洗いましょう。
『ナチュラルグリーン』は、ニキビの原因となるアクネ菌の増殖を防ぐ「クロロフィル」を配合した美容石鹸。たっぷりと泡立ててキメ細かい弾力のある泡で洗うことで、毛穴に詰まった汚れまでしっかり包み込んで取り除くことができます。
STEP2 肌を清潔に保つ
洗顔後に化粧水を使用することで、ニキビの炎症や皮脂の分泌を抑え、ニキビのできにくい肌環境に整えます。また、思春期のデリケートな肌を守り、落ちついたなめらかな肌にするため、化粧水を使用しましょう。
『ヒーリングエイドローション』は、肌を落ち着かせるカンゾウ根エキスに加え、ダメージを消炎・鎮静する作用の高い、6つの生薬成分を配合した天然ゲル化粧水。オイルフリーのさっぱりとした使用感で、テカリやすい肌やベタつきやすいオイリー肌にもおすすめです。
大人ニキビのスキンケア方法
STEP1 メイク汚れをオフ
メイクの汚れが毛穴に詰まったり、皮脂が毛穴に詰まったりすることがニキビの原因となるため、毎日の洗顔がとても大切です。メイクや日焼け止めを使った日は必ずメイク落としで汚れを落としましょう。肌に摩擦を与えないよう、クレンジングはやさしくなじませることがポイントです。
『クレンジングゲル』は、天然ゲル特有の吸着力で、毛穴に入り込んだ微細な汚れまでやさしく包み込んでとり除きます。程よいとろみのあるテクスチャーで、肌に負担をかけずにメイクを包み、水と素早くなじんで、さっと洗い流すことができます。オイルフリーで肌に負担をかけず、洗い上がりスッキリ。
STEP2 丁寧な洗顔
丁寧な洗顔は、大人ニキビにも必要です。余分な皮脂や汚れをしっかり取り除き、肌のターンオーバーを整えましょう。フェイスラインや顎など、洗い残しのないように首まできちんと洗いましょう。
『ナチュラルグリーン』は、弱アルカリ性の洗浄成分の働きで、肌表面に溜まっている古い角質をやわらかくし、洗うたびにつるりとしたなめらか肌に整えます。
STEP3 うるおいを与える
洗顔後には、すぐに化粧水を使って水分を補いましょう。乾燥した肌は、肌の潤いを補おうとするため皮脂の分泌が増えることがあります。脂性肌だから肌がベタベタすると思っていても、実は肌の内部が乾燥しているインナードライということがよくあります。肌状態を整えるため、きちんと保湿をしましょう。
『ヒーリングエイドローション』は、古くから肌荒れ予防成分として活用されている「カンゾウエキス(グリチルリチン酸2K)」や、ダメージを消炎・鎮静する作用の高い生薬成分を配合したトラブルケア化粧水。さっぱりとした使用感で肌にスッと浸透し、みずみずしいうるおいを与えます。
STEP4 うるおいを閉じ込める
化粧水で与えた水分が蒸発してしまわないよう、クリームを使ってうるおいを閉じ込めましょう。
『クリアクリーム(ホワイト)』は、ぷるんとした天然ゲルのテクスチャーで、肌にスーッとなじむオイルフリーのゲルクリーム。さっぱりとした使用感なのに、肌はしっとり。
油分の代わりに天然ゲルを補うことで、肌呼吸を妨げることなく、 肌のうるおいバランスを整えます。
STEP5 紫外線対策
「ニキビがある時には、メイクをしないほうがいいのでは?」と思う方もいるかと思いますが、紫外線はニキビの炎症を悪化させたり、角質を厚くしたりと、ニキビが治りにくい状態をつくります。
肌が敏感なときでも安心して使えるファンデーションで、紫外線から肌を守りましょう。
『アクアゲルカラー』は、オイルフリーで汗や水に強く、メイクしたての美しさが一日中続くゲルファンデーション。肌にピタッと密着し、化粧崩れの心配もなく、紫外線からもしっかりガード。たっぷりの美容成分配合でメイクしている間もスキンケアが続きます。
ライフスタイルも見直してみましょう!
ニキビ肌の原因は、毎日の生活習慣が複雑に絡んでいます。 繰り返すニキビに陥らないよう、ライフスタイルを見直しましょう。
毎日、朝晩洗顔をする
肌に長時間皮脂が付着したままでいると、皮脂が酸化し、ニキビを引き起こすきっかけになります。朝晩2回の洗顔で、余分な皮脂汚れを取り除き、ニキビを予防しましょう。
化粧水で肌を整える
洗顔後は、甘草から抽出される「グリチルリチン酸」を配合した化粧水を使用しましょう。ニキビの炎症や皮脂の分泌を抑え、ニキビのできにくい肌環境に整えます。
触らない・潰さない
ニキビを潰したり膿を出したりすると、炎症がひどくなり、ニキビ跡を残すリスクが高まります。また、毛穴の詰まりが気になり指で触ると刺激となり、ニキビへと進行させてしまいます。スキンケア時以外は、なるべく触らないようにしましょう。
すすぎ残しに注意する
シャンプーやコンディショナーのすすぎ残しが頭皮やおでこに残っていると、含有成分が肌への刺激となり、ニキビが悪化する可能性があります。洗髪後はシャワーやたっぷりのお湯で十分に洗い流すことが大切です。
食生活の改善
油分の多い食事の摂りすぎは、皮脂分泌を活発にする要因の1つです。また、白米やパンなど主食となる炭水化物には糖質が多く含まれており、ニキビ予防に必要なビタミンを消費しやすいため、過度な摂取には注意が必要です。
こまめに汗をふき取る
気温の暑さなどからにじみ出る汗には、皮脂が多く含まれているため、そのまま放置すると、ニキビの悪化や原因となります。汗をかいたときは、除菌が含まれていないウェットティッシュなどで、軽くふき取りましょう。
ストレスを溜めない
ストレスによって皮脂分泌を促す男性ホルモンが活発になることで、ニキビの原因になります。心と体の休息がニキビ予防につながるため、定期的にリフレッシュするように心がけましょう。
十分な睡眠をとる
寝不足は、肌のターンオーバーの乱れや皮脂の過剰分泌を引き起こすため、「毛穴に皮脂が詰まりやすい肌状態」になりやすく、ニキビを引き起こす要因となります。規則正しい生活習慣を心がけ、十分な睡眠時間を確保しましょう。
寝具やタオルを清潔に保つ
雑菌はニキビを悪化させる要因となるため、シーツや枕カバー、タオルなど、肌に直接触れるものは清潔な状態を保つことが大切です。また柔軟剤の成分が、ニキビや肌荒れに影響する可能性もあります。肌に負担をかけない低刺激の柔軟剤を使用しましょう。
腸内環境を整える
便が長時間留まると悪玉菌が増殖し、有害物質を作り出します。有害物質は肌からも排出しようとするため、肌に負担がかかり、その結果キメが乱れたり、ニキビや肌荒れを引き起こします。食生活や運動、水分補給を見直し、便秘にならないよう気をつけましょう。
おわりに
ニキビは自己流のケアをして悪化させているケースもたくさんあります。特に思春期ニキビの場合は、ご家族のサポートも必要なことも多くあります。また、大人ニキビでも周りに同じ肌悩みの方がいないと正しいケア方法がよくわからないこともあります。
ケア方法がわからない時は、お気軽にエミュアール化粧品へご相談ください。
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