こんなお悩みございませんか?
- シミ・シワ・くすみなどの肌老化を感じ始めた
- 紫外線を浴びる機会が多い
- パソコンやスマートフォンを使う時間が長い
「紫外線対策って、夏だけでいいんじゃないの?」
そう思っている方も多いかもしれません。でも実は、紫外線は一年中降り注いでいて、肌にじわじわと影響を与え続けています。また、現代人はブルーライトを浴びる機会が増えていることで、目だけでなく肌にもダメージが蓄積されています。
今回は紫外線やブルーライトによって引き起こされる「光老化」について、日々のケアに役立つよう、まとめました。
未来の自分の肌を守るために、知っておきたい基本の知識を一緒に見ていきましょう。
エミュアール化粧品のビューティーマネージャーが教えます!

ビューティーマネージャー 戸塚 佑佳
国際エステティック専門学院AMC静岡校の講師、スキンケアサロンエミュアールの店長として、正しい化粧品選びのアドバイスをしている。
目次
紫外線ってなに?紫外線の種類と肌への影響
紫外線(UV)は、太陽の光に含まれる“見えない光”の一種。
肌にダメージを与える主な原因とされており、私たちの肌に届く紫外線には、「UVA」と「UVB」の2種類があります。

UVA(A波)…【じわじわダメージ型】
春の穏やかな日差しとは裏腹に、4月に入ると紫外線量は一気に増加します。特に、春の紫外線対策を怠ると、シミ・シワ・たるみの原因になるため、毎日のUVケアは欠かせません。
UVAは、紫外線の中でも波長が長く、肌の奥深くにある真皮層にまで到達します。
この真皮には、肌のハリや弾力を支えるコラーゲンやエラスチンが存在しており、UVAはそれらにダメージを与えることで、シワやたるみの原因をつくってしまいます。
さらに厄介なのは、UVAは窓ガラスや雲を通過するため、屋内や曇りの日でも浴びてしまい、気づかないうちに肌にじわじわとダメージが蓄積していきます。
一年を通して量も多く、光老化の大きな要因とされているため、季節を問わず注意が必要です。
UVB(B波)…【攻撃力強めの炎症型】
一方、UVBはUVAより波長が短く、肌の表面(表皮)に直接作用します。その影響はとても強く、短時間でも赤くヒリヒリとした日焼けを引き起こす原因となります。
また、UVBはメラニン色素の生成を促すため、繰り返し浴びることでシミやそばかすの原因にも。特に夏場に多くなるのが特徴で、海やプールなど屋外レジャーでは要注意の紫外線です。
第3の見えない光「ブルーライト」とは?
紫外線(UVA・UVB)と比べてまだあまり知られていない存在ですが、実は肌に影響を与える「第3の光」として近年注目されているのが「ブルーライト(青色光)」です。

ブルーライトは、太陽光にも含まれているほか、スマートフォンやパソコン、LED照明など、私たちの生活の中にあふれている光でもあります。

肌老化の8割は“光”が原因!?紫外線とブルーライトがもたらす影響とは
「光老化」という言葉をご存じですか?
加齢による自然な老化とは違い、紫外線やブルーライトによって進む肌の老化のことを「光老化」と呼びます。実は、肌老化の約8割はこの紫外線によるダメージが原因だと言われています。

シミ、くすみ、シワ、たるみ…そのすべてが年齢のせいではなく、日々浴びている紫外線の影響かもしれません。しかも、肌だけでなく首や手の甲など“年齢が出やすい”場所にも影響が。だからこそ、毎日の紫外線対策が未来の肌を大きく左右します。
光老化が肌に与える影響
- シミ: 紫外線やブルーライトがメラニンの生成を促し、シミを引き起こす原因に。
- しわ: UVA(A波)によって真皮層にダメージを与え、コラーゲンやエラスチンが減少することでしわが増える。
- たるみ: 肌の弾力を支える成分(コラーゲン、エラスチン)が破壊され、肌がたるむ原因に。
- くすみ: 紫外線やブルーライトによるダメージで肌のターンオーバーが乱れ、透明感が失われてくすみが表れやすい。
- 肌の乾燥: 紫外線は肌の水分を奪うため、乾燥を引き起こし、乾燥による小じわやハリの低下につながる。
- 敏感肌の悪化: 紫外線やブルーライトのダメージが敏感肌を刺激し、肌荒れや炎症を引き起こすことがある。
- 肌の老化の加速: 長期間にわたる光のダメージが、肌の老化を早める原因となる。
また、夜にブルーライトを浴びることで、肌のリズムが乱れてしまう原因にもなります。
肌にも“体内時計(サーカディアンリズム)”があり、夜は本来、修復モードに入る大切な時間です。しかし、スマホやPCのブルーライトを長く浴びていると、その回復力が落ちてしまう可能性があります。
美肌のためには、夜は“光を控えめに”がポイントです。
今日からできる!光老化を防ぐシンプル習慣
「もう遅いかも…」と思わなくて大丈夫。紫外線対策は今日からでも間に合います。
日々のちょっとした意識が、5年後、10年後の肌に大きな差を生みます。
- 日焼け止めは毎朝のルーティンに
- 室内でも塗る習慣を(特にUVA対策)
- 曇りの日も油断せず
- 帽子やサングラス、日傘も活用して肌を守る
- 紫外線を浴びたあとは、抗酸化ケア+たっぷり保湿でリセット
おわりに
光老化は、「予防できる老化」。正しい知識と、ほんの少しの意識で、未来の自分の肌を守ることができます。紫外線の多い季節だけでなく、一年を通して続けていくことが大切です。
今日のスキンケアは、未来のあなたからの“ありがとう”につながるかも。
ぜひ今から始めてみてください。
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