忙しい毎日の中で、髪やお肌のケアには気を遣っていても、頭皮のケアはつい後回しになっていませんか?
実は頭皮には、顔や首と繋がる筋肉があり、凝り固まると血行不良を引き起こして、抜け毛や髪のハリ不足だけでなく、顔のたるみやむくみの原因になることもあります。
でも大丈夫!特別なサロンに行かなくても、シリコンブラシを使えば、お風呂時間に簡単に頭皮をほぐすことができます。
今回は、毎日のお風呂時間やすきま時間に取り入れられる、シリコンブラシを使った簡単な頭皮マッサージ方法をご紹介します。
エミュアール化粧品のビューティーマネージャーが教えます!

ビューティーマネージャー 戸塚 佑佳
国際エステティック専門学院AMC静岡校の講師、スキンケアサロンエミュアールの店長として、正しい化粧品選びのアドバイスをしている。
目次
頭皮にはどんな筋肉があるの?
普段あまり意識することはありませんが、頭皮の下には、顔や首とつながるさまざまな筋肉や膜状の組織があります。
頭頂部から側頭部、後頭部にかけては「帽状腱膜(ぼうじょうけんまく)」という薄い膜のような組織が広がっていて、その周りを「前頭筋」「側頭筋」「後頭筋」という筋肉が支えています。

- 帽状腱膜(ぼうじょうけんまく):頭頂部を覆う膜のような組織
- 前頭筋(ぜんとうきん):おでこから頭頂部へ
- 側頭筋(そくとうきん):こめかみ〜耳の上
- 後頭筋(こうとうきん):後頭部の下側
これらの筋肉がこわばって硬くなると、頭皮の血流が滞りやすくなり、髪のハリやコシが失われたり、顔のむくみやたるみにつながることも。
だからこそ、日頃から頭皮をほぐして血行を促すことが大切です。
シリコンブラシを使ったマッサージで、硬くなりがちな頭皮をやさしくほぐして、血流アップ&リフトアップを目指しましょう。
シリコンブラシでマッサージするメリット

Point 1|根元からすっきり、ふんわり清潔に
髪の量が多かったりロングヘアだったりすると、指だけでは頭皮まで十分に洗えていないことがあります。
シリコンブラシを使えば、指が届きにくい部分までしっかりと洗浄できるので、頭皮の毛穴汚れをしっかりオフでき、気になる頭皮のニオイ対策にもつながります。
Point 2|敏感肌にもやさしい
指でゴシゴシ洗うと、つい力が入りすぎて頭皮を傷つけてしまうことも。
シリコンブラシを使えば、ほどよい柔らかさで頭皮をやさしく洗えるので、爪で引っかいてしまいがちな人や、頭皮がデリケートな方にもおすすめです。
Point 3|マッサージ効果で心地よくリフレッシュ
シリコンブラシを使って頭皮を洗うと、適度な刺激が伝わり、自然とマッサージ効果も期待できます。
力を入れすぎず、心地よいと感じるくらいの強さでやさしく洗い上げて、頭皮をすっきりリフレッシュさせましょう。
シリコンブラシの使い方
- 力を入れすぎず、「痛気持ちいい」くらいでOK
- 1回3分程度で十分、毎日の習慣に取り入れやすい
- 片側だけで終わらず、左右バランスよくケアする
- 使用後はブラシを水洗いして清潔に保つ
シャンプータイム編
1.たっぷりの泡で頭皮を包む
髪と頭皮を十分に濡らして、シャンプーをしっかり泡立てる。泡がクッションになり、頭皮を傷つけにくくなります。
2.生え際から頭頂部へほぐす
髪の生え際から、頭頂部に向かって少しずつ小刻みにブラシを動かす。

★One Point!
生え際は日焼け止めやファンデーションなどが残りやすいので、ブラシで丁寧に汚れを浮かせて、すっきり洗い流しましょう。
3.えりあしからジグザグに動かす
えりあしから頭頂部に向かって、ジグザグにブラシを動かします。

★One Point!
襟足は汗が溜まりやすいので、ブラシをしっかり当ててスッキリと洗い流しましょう。
4.耳の付け根をくるくるマッサージ

耳の付け根に沿って、くるくると小さな円を描くように動かす。
5.頭全体にまんべんなく円を描く

頭全体を生え際から頭頂部に向かって、小さく円を描くようにマッサージ。
前頭部→側頭部→後頭部の順にまんべんなく。
6.泡をしっかりすすいで完了!
汚れを浮かせた後は、しっかり泡をすすぎ流して頭皮すっきり!
すきま時間編
1.軽くブラッシングで髪を整える
乾いた髪は絡まりやすいので、シリコンブラシを使う前に手ぐしやヘアブラシで軽く髪をとかしておきます。
2.こめかみをくるくるほぐす
こめかみ(側頭筋)にブラシを当て、小さな円を描くようにやさしく刺激します。側頭筋を緩めて血流をアップさせます。

こめかみ(側頭筋)
目の疲れを感じたときにおすすめ。
3.頭頂部の百会をプッシュ
頭のてっぺんにある百会(ひゃくえ)をゆっくり押して、頭全体をリフレッシュ。小さく円を描きながら押すとさらに◎

百会(ひゃくえ)
両耳の先端を結んだ線と、顔の中心線(眉間から頭頂部へ向かう線)が交わる点
4.首の風池をプッシュ
首の後ろの生え際にある風池(ふうち)をブラシでやさしく押し当てて、コリをじんわりほぐし首や肩の疲れをスッキリ。

風池(ふうち)
後頭部の髪の生え際、首の筋肉の両外側にあるくぼんだ場所
5.耳上・後頭部を引き上げる
耳の上から頭頂部へ、首の付け根から後頭部へ向かって、ブラシを下から上へ引き上げるように動かします。

リフトアップを意識して、左右バランスよくケアしましょう。
おわりに
お風呂時間やすきま時間に、シリコンブラシをプラスするだけで、頭皮も気分もすっきりリフレッシュできます。
もちろん、ブラシがなくても指先を使ってやさしく頭皮をほぐすだけでもOK!
毎日の小さな習慣が、健やかな髪と顔まわりの印象を守る大きな一歩に。
ぜひ今日から、心地いい頭皮マッサージを取り入れてみてくださいね。
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