8月は一年の中でも紫外線が最も強く、夏休みやお盆休みで海やプール、屋外レジャーを楽しむ機会が増える季節です。
楽しい思い出と一緒に紫外線ダメージまでお土産にしてしまわないためには、日焼け後の「早めのアフターケア」が何より大切です。
今回は、強い日差しを浴びた後の肌状態や起こりやすいトラブル、猛暑の中でもすぐにできるアフターケアのポイントをお届けします。
エミュアール化粧品のビューティーマネージャーが教えます!

ビューティーマネージャー 戸塚 佑佳
国際エステティック専門学院AMC静岡校の講師、スキンケアサロンエミュアールの店長として、正しい化粧品選びのアドバイスをしている。
目次
日焼け後の肌はどうなっている?
夏の強い紫外線を浴びた肌は、一見健康的に見えても内部では大きなダメージを受けています。紫外線を浴びると、肌の表面の角質層は火傷と同じように炎症を起こし、赤みやほてりが生じます。
さらに肌のバリア機能が一時的に低下するため、水分が蒸発しやすくなり、表面は汗や皮脂でベタついていても内側はカラカラに乾燥している状態に。
また、紫外線を浴びたことでメラノサイトが活性化し、シミや色素沈着の原因となるメラニンが多く作られます。
赤みが引いた後も、内部ではダメージが進行しているため、油断せずに早めのケアが大切です。

放っておくとどうなる?起こりやすい肌トラブル
日焼け後の肌をそのままにしてしまうと、様々なトラブルが起こりやすくなります。炎症が長引くと赤みやヒリつきが残り、乾燥が進むことでカサつきやゴワつきが出てしまうことも。
また、紫外線ダメージによって作られたメラニンが肌にとどまることで、シミやくすみが目立つようになります。
夏が終わった後に「あれ、なんだか肌がくすんで見える…」という状態を避けるためにも、日焼け後のケアはスピードが命です。
日焼け後のアフターケアポイント
1.冷やす

まずは、肌にこもった熱を素早く冷ますことが大切です。
日焼けした部分を冷たいタオルや保冷剤をタオルでくるんだもので優しく冷やし、炎症を抑えましょう。
2.保湿

次に、水分をたっぷり補給しましょう。
ほてりが残っている肌は熱を持っている分、普段以上に水分がどんどん蒸発しやすい状態です。
冷房や猛暑の影響も重なって肌の乾燥は進みやすいため、まずは化粧水をたっぷりと手のひらでやさしくなじませ、しっかりと潤いを届けてあげてください。一度なじませたあと、乾きを感じる部分にはもう一度化粧水を重ねづけしてあげるのも効果的です。
また、コットンパックやシートマスクを使って、じっくりと潤いを浸透させるのもおすすめです。
保湿後は、水分が逃げないようにクリームでしっかりと蓋をしましょう。ゲルタイプのクリームなら冷蔵庫で冷やしておくと、ほてりを落ち着かせながらケアができて心地よく使えます。
さらに、外側だけでなく内側からのケアも忘れずに。 冷たい飲み物ばかりではなく、常温の水をこまめに飲んで、体の中からもしっかりと水分を補いましょう。質の良い睡眠をとって、肌の回復力を高めることも大切です。
おすすめアイテム①シートマスク

エイジング美容液約1本分をたっぷり含んだ使いきりシートマスク。ぷるんとしたマスクが肌にピタッと密着し、ぐんぐん浸透。ダメージ肌にたっぷりの潤いと美容成分を届けます。
おすすめアイテム②化粧水

さっぱりしたみずみずしいテクスチャーで肌にすばやくなじみ、潤いを与えます。和漢植物がゆらぎがちな肌をなめらかに整え、健やかな肌へと導きます。
おすすめアイテム③クリーム

ぷるんとした天然ゲルが肌の水分と油分のバランスを整え、肌本来の潤いをサポートします。さっぱりとしたみずみずしい使用感で、夏場のスキンケアやオイリー肌にもおすすめです。
おわりに
思いがけない日焼けをしてしまっても、焦らずに「冷やす・潤す・守る」を心がければ、夏のダメージは最小限に抑えられます。
紫外線が気になる季節こそ、アフターケアで差がつくもの。夏の終わりに「あれ?秋になって肌がくすんでる…」と後悔しないためにも、今からのケアが大切です。
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