在宅時間が増えたことで通勤や買い物などの移動が減り、運動不足を実感していませんか。
特に、「足」の運動が減り、むくみや冷え性、疲れやだるさなどが足に表れることが多いです。「第二の心臓」とも言われる足をケアして運動不足を解消しましょう。
ビューティーアドバイザー 戸塚 佑佳
国際エステティック専門学院AMC静岡校の講師、スキンケアサロンエミュアールの店長として、正しい化粧品選びやスキンケア方法のアドバイスをしている。
目次
第二の心臓と言われる「足」
私たちの血液は、動脈と静脈を通って全身を循環しています。
動脈は、酸素や栄養豊富な血液を心臓から体の隅々まで運ぶ血管で、静脈は体内で発生した老廃物を含んだ血液を心臓に向かって戻す血管です。
この時、脚の静脈の血液は重力に逆らって下から上へと送り出す働きをしているのが「ふくらはぎ」の筋肉です。ふくらはぎの筋肉が、縮んだりふくらんだりと繰り返し動くことでポンプの役割を果たしているため、足は「第二の心臓」と言われています。
足の不調はむくみから
ふくらはぎの筋肉が衰えたり、同じ姿勢が続いたりと、筋肉の動きが少なく運動不足になると、血液やリンパの流れが悪くなり、余分な水分や老廃物が下半身に滞ってしまいます。
滞ってしまった余分な水分や老廃物は、やがて血管やリンパ管の外に染み出して皮膚の下に溜まります。これが「むくみ」の正体です。
むくみの他、足先が冷えたり、だるさを感じたりするようにもなります。
足の血行促進に効果的なセルフケア
ふくらはぎをマッサージするだけでも血行はかなり良くなります。
ポイントは血液を心臓に戻すこと。
膝に向かって血液を上へ押し流すようにマッサージをすると、滞っていた血液が循環し、冷えだけでなく、疲労解消、足の不快感やだるさ、むくみなどが改善されます。
ふくらはぎは疲労しやすい部分なので、身体が温まっているお風呂あがりに毎日行うと効果的です。
マッサージ方法
準備運動
両足を握りこぶし1つ分あけて足を開き、左右のかかとをできるだけ高く上げて戻します。戻すときはしっかりかかとを床につけましょう。椅子に座りながらでもできます。
10回を目安に行いましょう。
フットマッサージ
床でも椅子に座った状態でもできる、フットマッサージをご紹介します。
おわりに
なかなか運動ができなくても、毎日のマッサージでむくみだけでなく冷えや疲れも解消できます。足をもんだりほぐしたりして血行を促す習慣を身につけましょう。
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