うっかり日焼けに注意！夏の紫外線対策は万全ですか？

夏本番！紫外線の「量」「強さ」がともにピークを迎える季節になりました。

紫外線から肌を守るために、メイクや日焼け止めを上手に活用して万全な対策をしましょう！

ビューティーアドバイザー　戸塚 佑佳
国際エステティック専門学院AMC静岡校の講師、スキンケアサロンエミュアールの店長として、正しい化粧品選びやスキンケア方法のアドバイスをしている。

紫外線対策の第一歩は、紫外線について知ること

紫外線による肌への影響は「老化の原因 第一位」とも言われており、さまざまな肌トラブルを引き起こします。

そんな美容の大敵ともいえる紫外線について正しく理解しておきましょう。

紫外線が肌に与えるダメージ

紫外線は、太陽光や蛍光灯などから放出される光の一種で、肌にさまざまな影響を与えます。

主に「UV-A」と「UV-B」の２つに分類され、「UV-A」は肌の奥の真皮にまで届き、コラーゲンやエラスチンといった肌にハリや弾力を与える組織を生成する細胞にダメージを与えるといわれています。そのため、「UV-A」を浴び続けると、シワやたるみといった肌の老化の原因になります。

一方「UV-B」は表皮にダメージを与え、紫外線を浴びた後の肌が赤くなったり、ヒリヒリしたりして炎症を起こします。また、シミやそばかすの原因となるメラニンを増加させます。

紫外線は、曇っている日でも家や車の窓ガラスを通り抜け、肌に影響を与えます。そのため、日常的な紫外線対策は肌の健康と美肌の維持にとても重要です。

毎日のライフサイクルで紫外線を浴びているかも!?

しっかり紫外線対策をしているつもりでも、「ちょっと出かけるだけだから」「洗濯物を干すだけだから」と、日常生活の中で紫外線対策をしていない時間は意外と多いのではないでしょうか？

何気ない普段の生活でも、私たちは毎日かなりの量の紫外線を浴びています。

自分のライフスタイルと比べてみましょう。

うっかり日焼けを防ぐポイント

日焼け止めをムラなく塗る

ムラなくしっかり塗るために、まずは化粧水・クリームで肌を整えましょう。

日焼け止めを手のひらに適量(顔全体には小豆2粒大)のせ、両頬・額・鼻・あごの5点におき、顔全体に塗り残しのないようになじませます。首やフェイスラインまで塗り残しのないようにしましょう。

メイクで肌を守る

ファンデーションは肌悩みをカバーするだけでなく、紫外線カットにも効果的です。ファンデーションの薄い膜が肌を覆い、紫外線を反射・乱射させることで肌を保護します。

肌を乾燥させない

乾燥した肌の角質層にはすき間ができ、紫外線などの刺激が肌の奥まで届きやすい状態です。この状態でいくら紫外線対策をしても、その効果は半減してしまいます。

夏も毎日のスキンケアで徹底的に保湿をしましょう！

肌の水分量が少ないと肌を護るバリア機能が低下してしまい、紫外線ダメージを受けやすくなります。毎日のスキンケアで肌に水分を補給し、バリア機能を高めましょう。
保湿された肌は、紫外線による日焼けや乾燥を防ぎ、肌荒れやシワ、シミの原因から肌を護ることができます。

おわりに

この時季にきちんと紫外線対策をするかしないかで、数か月後、数年後の肌状態が変わります。

肌悩みが深刻になりやすい夏は、紫外線対策はもちろん保湿ケアもあわせてしっかりおこないましょう。