Q&Aで解決！知らないと防げない『紫外線』

紫外線を肌で感じる季節となりましたが、そもそも「紫外線」って何！？
「紫外線でシミができる」「日焼けする」「老化する」など、何となく知っていることは多いと思います。
「UV対策をしているのに日焼けしてしまった…」とならないためにも、紫外線のことをおさらいしましょう。
皆さまからよくいただく、紫外線と日焼け止めについてのご質問にお答えします！

ビューティーアドバイザー　戸塚 佑佳
国際エステティック専門学院AMC静岡校の講師、スキンケアサロンエミュアールの店長として、正しい化粧品選びやスキンケア方法のアドバイスをしている。

Q.紫外線には種類があるの？

紫外線は、「UV-A波」「UV-B波」「UV-C波」の３種類に分けられています。そのうち、A波とB波が地球に届いています。
「UV-A波」は、肌真皮まで侵入し、シワやたるみなどの肌老化を引き起こします。
「UV-B波」は、表表面で吸収され、シミ・そばかす、色素沈着の原因になります。

Q.日焼け止めの「PA」ってなに？

PAとは、Protection Grade of UV-Aの略で、UV-A（紫外線A波）から肌を保護してくれる効果を表しています。
シワやたるみの原因にもなるUV-Aの防止効果を示すものです。

＜UV-Aからの肌効果＞

PA+ ある
PA++ かなりある
PA+++ 非常にある

Q.日焼け止めの「SPF」ってなに？

SPFとはSun Protection Factorの略で、シミやそばかすの原因にもなるUV-B（紫外線B波）から肌を保護してくれる効果を表しています。
紫外線が当たりだしてから日焼けするまで約15～20分と言われています。
SPF40ならそれを40倍遅らせることを示します。

Q.「ノンケミカル」ってなに？

紫外線吸収剤を使用せず、紫外線散乱剤を使用していることを「ノンケミカル」といいます。
紫外線吸収剤は、紫外線が肌に入り込むのを防ぎますが、肌表面で化学反応を起こすので、肌に負担がかかってしまいます。
紫外線散乱剤は、紫外線を微粒子粉末などで覆い、紫外線を錯乱させ遮断するので、肌に負担がかからず、肌の弱い方でも安心です。

Q.日焼け止めを禁止している国があるの？

ハワイや、パラオ、カリブ海といった、海がキレイでマリンスポーツが人気の観光地の海では、サンゴが白化するという異変が起きはじめています。
その原因の一つに、日焼け止めに使用されている「紫外線吸収剤」が疑われているため、各国で続々と紫外線吸収剤を使用した日焼け止めの販売や使用が禁止されてます。
※エミュアールの日焼け止めには紫外線吸収剤を使用していません。

Q.日焼け止めを塗るタイミングは？

肌にムラなくしっかり塗るためにも、まずは化粧水とクリームで肌を整えてからがベスト！スキンケアの最後、メイクの前に塗りましょう。
頬やTゾーンなどの日焼けしやすい部分には、重ね塗りをしてからメイクをしましょう。

Q.室内では日焼け止めを塗らなくても大丈夫？

室内にいても、UV-Aは窓ガラスやカーテンを通過して届いてしまい、肌に悪影響を与える可能性があります。外出しない日でも、PA配合のファンデーションや日焼け止めでUV-Aを防ぎましょう。
UVカット機能のあるカーテン・窓ガラスや服などで対策も◎

Q.日焼け止めだけの日はW洗顔しなくてもいい？

日焼け止めをしている肌は、メイクをしている肌と同じです。クレンジングと洗顔フォームの『W洗顔』でしっかり落としましょう。
意外と忘れがちなのがデコルテや首！肌に残ったままになっていると、肌荒れを引き起こしたり、毛穴が詰まってニキビや黒ずみの原因になることもあります。肌の汚れによる肌トラブルを引き起こさないために、日焼け止めだけの日もW洗顔をしましょう。

おわりに

紫外線によるダメージをきっかけにシミ・そばかす・シワ・たるみといった「肌老化」が進みます。エイジングケアは紫外線対策が一番の基本。天候や室内外にかかわらず、紫外線を防ぐお手入れは必須です！毎日使うからこそ、日焼け止めは肌に負担をかけない素肌感覚の使用感にこだわりましょう。