スキンケア

敏感肌の原因とスキンケアポイント

こんなお悩みございませんか?

  • 肌が敏感だと感じる
  • 粉を吹くほど乾燥することがある
  • 季節の変わり目に肌トラブルが起こる
  • 紫外線に弱く、赤みやヒリつきが出やすい

「敏感肌」という言葉を知っていても、実際にはどのような肌状態のことを指すのか、具体的には知らない人も多いのではないでしょうか。

今回は、そんな「敏感肌」の原因やメカニズム、スキンケア方法をご紹介します。

ビューティーアドバイザー 戸塚 佑佳
国際エステティック専門学院AMC静岡校の講師、スキンケアサロンエミュアールの店長として、正しい化粧品選びやスキンケア方法のアドバイスをしている。

敏感肌のメカニズム

敏感肌とは

敏感肌の方の多くは、洗顔やスキンケアをした時にピリピリと感じたり、痒みを感じたりすることがあります。しかし、「敏感肌」という言葉には皮膚科学的な定義はありません。

とはいえ、化粧品や紫外線、ほこりなどの外気中の異物など、健康な肌であれば刺激と感じないようなわずかな刺激でも肌が敏感に反応する肌状態のことを「敏感肌」と呼んでいるのです。

なぜ敏感肌になるの?

敏感肌の大きな原因は、肌のバリア機能(保湿機能)の低下です。

通常、肌にはバリア機能が備わっており、皮脂膜と角質層によって守られています。

皮膚は大きく分けて、外側から表皮、真皮、皮下組織で構成されています。表皮はさらに4層に分かれており、もっとも外側に存在するのが「角質層」です。

角質層には、「皮脂膜」「細胞間脂質」「角質細胞(天然保湿因子)」が存在し、肌の潤いを保っています。

この肌の仕組みは「皮膚のバリア機能(保湿機能)」と呼ばれるもので、肌を乾燥や外的刺激から守っています。

しかし、紫外線やスキンケア不足により肌のバリア機能が低下しまうと、水分が失われてしまい、外部から異物や細菌が侵入しやすく、少し刺激にも肌が反応し、敏感肌になります。

バリア機能を低下させる要因

バリア機能が低下する原因は、体の不調やストレス、食事、エアコンによる乾燥、花粉などの季節的要因など、さまざまです。

また、加齢により肌の状態も変化しています。表皮・真皮が薄くなったり、肌の弾力が低下したりするなど、年齢を重ねるごとに肌は変わっていくため、外部刺激に弱くなることもあります。

敏感肌に合ったスキンケアアドバイス

敏感肌のスキンケアで一番意識したいことは、「バリア機能を正常に保つ」ことです。

スキンケア方法、使い方に気を配ることで肌を傷つけないようにしましょう。

【1】肌への摩擦を軽減する「洗顔」

敏感肌の人にとって、肌についた刺激物(花粉、ほこり、汗、化粧品など)をきちんと落とし清潔な肌を保つことが重要です。そのため、毎日のクレンジングや洗顔を丁寧に行うことが大切です。しかし、やり方を間違えると肌に摩擦やダメージを与えてしまうので注意が必要です。

★摩擦を軽減するためには、しっかりと肌と手の間に厚みのあるクレンジング、もしくは洗顔の泡をクッションにして洗うことが大切です。

★肌に負担をかけないよう、クレンジングや洗顔料を顔にのせている時間は1分以内にしましょう。

★すすぐ時はぬるま湯で丁寧に洗い流し、洗顔後はタオルで首元の水気を拭き取り、顔はやさしくタッピングしながら水気をとりましょう。

【2】 肌に水分を行きわたらせる「保湿ケア」

肌のバリア機能を正常に保つためには、保湿ケアが重要です。毎日のスキンケアできちんと肌へ水分を行きわたらせることがポイントです。洗顔で清潔にした肌に、必要な水分補給と水分を逃がさないスキンケアをすることで健やかな肌を保ちます。

★肌への刺激にならないように、化粧水やクリームは手のひらを使ってやさしくケアをするのがポイント!手のひらで温めてから顔全体に塗り漏れがないように丁寧になじませましょう。

★化粧水をなじませた後は、水分が蒸発しないように必ずクリームで蓋をしましょう。

★化粧水、クリームは肌がうるおうまで重ねづけすることが大切です。特に、目周りや口元などの乾燥しやすい部分は丁寧に重ねづけしましょう。

★肌のバリア機能をサポートする保湿成分「セラミド」配合のスキンケアで肌を整えましょう。

【3】日中の刺激から肌を守る「紫外線対策」

紫外線もバリア機能を低下させる原因の一つです。紫外線は、春夏だけでなく一年を通して降り注いでいます。また、部屋の中にいるときも窓から侵入しています。毎日の紫外線対策を欠かさずに行いましょう。

★ファンデーションに含まれる顔料により、外部からの刺激物(乾燥、花粉、ほこり、汗など)から肌を守ることができます。また、ファンデーションにも紫外線カットのSPF/PAが配合されているため、日焼け止めだけでなくファンデーションで紫外線対策をするのも効果的です。

おわりに

正しくスキンケアをすることで乾燥を防ぎ、敏感になりがちな肌を守ることができます。

また、敏感肌の要因である生活習慣を見直すことで、内側から敏感肌を改善できる可能性が高まります。毎日のスキンケアを丁寧に行い、肌を安定させていきましょう。

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