ジメジメとした空気、日差しの強まり、なんだか肌が落ち着かない・・・そんなふうに感じることはありませんか?
6月は梅雨の湿度や気温の上昇による過剰な皮脂分泌や、室内外の寒暖差で肌のバリア機能がゆらぎがち。さらに、紫外線は真夏並みに強くなってきているため、肌にとって負担が多い時期です。
実はこの時期のスキンケアが、夏本番の肌コンディションを大きく左右します。そんな6月の肌に寄り添うケアポイントをご紹介します。
エミュアール化粧品のビューティーマネージャーが教えます!

ビューティーマネージャー 戸塚 佑佳
国際エステティック専門学院AMC静岡校の講師、スキンケアサロンエミュアールの店長として、正しい化粧品選びのアドバイスをしている。
目次
肌が不安定になる原因は?
湿度が高いと皮脂や汗が増え、毛穴が詰まりやすくなります。 その一方で、エアコンによる乾燥や紫外線によるダメージで、肌の水分は失われやすい状態に。水分と油分のバランスが崩れることで、肌荒れやニキビ、ごわつきなど、さまざまな肌トラブルにつながってしまいます。
●肌の湿度が上昇
梅雨時は湿度が80%近くまで上がり、理想的な肌湿度(約60〜65%)を大きく超えます。この状態は雑菌が繁殖しやすく、赤み・かゆみ・ニキビといった肌トラブルの原因になります。
●エアコン冷えで、肌の水分不足&血行不良
冷えすぎた室内は、血流が滞りターンオーバーも低下。さらにエアコンの除湿効果で空気が乾燥し、肌の水分が奪われてしまいます。
●梅雨でも油断禁物の紫外線
曇りの日でも紫外線は強く、晴れ間のUV量は真夏並み。天候に関係なく、毎日のUVケアは必須です。
この季節に多い肌トラブルは?
ニキビ
皮脂量が増え、菌が繁殖しやすい状態に加え、マスクによる高温多湿な環境も影響し、肌の水分が蒸発しやすくなっています。
その結果、毛穴が詰まりやすくなり、炎症をともなうニキビが発生しやすくなります。

「あせも」と「汗かぶれ」
6月は、気温も湿度も上昇し汗ばむ日が増えるため、汗や皮脂が肌にとどまることで、かゆみや赤み、ちょっとした炎症が起こりやすくなるのも、この時期の肌トラブルのひとつ。
特に、首元やデコルテ、肘の内側など汗がたまりやすい部位は要注意。 衣類の摩擦や湿気によって肌が刺激を受けやすくなり、かゆみ→掻く→さらに悪化という負のループに陥ってしまうこともあります。


今こそ見直したい“6月のスキンケア習慣”
シンプルで負担の少ないケアが、肌トラブルを防ぎ、季節の変わり目を心地よく乗り越えるカギになります。
1.やさしく落とすケア
皮脂や汚れをオフしつつ、肌のうるおいは守るダブル洗顔をしましょう。摩擦レスを意識して、やさしいタッチで洗いましょう。
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●クレンジングゲル
天然ゲルと植物成分が肌に潤いを与えながら洗浄し、洗顔後もしっとりとした健やかな素肌へ導きます。程よいとろみのあるテクスチャーで肌なじみがよく、ゴシゴシ肌を擦らなくても汚れを落とすことができるため、肌に負担をかけません。
【使い方】
乾いた手のひらにマスカット大をとり、乾いた顔の5ヵ所(額・両頬・鼻・顎)にのせ、メイクとよくなじませます。その後、ぬるま湯で洗い流します。
●ナチュラルグリーン
潤いに欠かせない「ヒアルロン酸Na」や「セラミドNP」「加水分解コラーゲン」「黒砂糖エキス」など、保湿成分を贅沢に配合しています。洗いながら肌に潤いを届けるため、洗顔後の肌はつっぱらず、しっとりとした洗い上がりです。
【使い方】
洗顔料をしっかりと泡立てて、泡でやさしく洗いましょう。汚れや皮脂は小鼻のわきに溜まりやすいので、手でこすらないように注意しながら、ていねいに洗いましょう。全体を洗い終わったら、ぬるま湯ですすぎ残しがないように洗い流します。
2.角質ケアを取り入れる
古い角質がたまりやすい時期には、ピーリングでの定期的な角質ケアを。くすみを防ぎ、化粧水の浸透もアップします。
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●ピーリングゲル
軽くマッサージするだけで古い角質がポロポロ取れて、透明感あふれる滑らかな素肌へ。肌のリズムを正常に整え、すこやかな肌へと導きます。
【使い方】
洗顔後、水分をよくふき取り、2~3プッシュ(さくらんぼ粒大)を手のひらにとり、顔やザラつきが気になる部分を軽く(約20秒間)マッサージし、ポロポロと出始めたら、水またはぬるま湯で洗い流してください。 その後、化粧水等で肌を整えます。
3.紫外線&皮脂対策アイテムを活用
日焼け止めはもちろん、軽やかな使用感のファンデーションで、メイク崩れもしっかり予防しましょう。
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●UVプロテクトゲル
肌にやさしいノンケミカルの日焼け止め。汗や皮脂・水に強く、肌にしっかり密着し、崩れにくい仕上がりに。ブルーライトカット成分「酸化セリウム*」を配合し、光からも肌を守ります。
*紫外線散乱剤
【使い方】
ムラなくしっかり塗るために、まずは化粧水・クリームで肌を整えます。
手のひらに適量(パール粒1個分)をとり、両手で人肌程度に温めながら手の中央から指にかけてのばし、顔の内側から外側へむかって全体にのばします。
最後に手のひらや指で肌を押さえて密着させます。
日焼けしやすいTゾーンや頬は、重ね塗りしましょう。
●アクアゲルカラー
汗や水に強く、メイクしたての美しさが一日中続くゲルファンデーションは、メイクしている事も忘れてしまうほど軽いつけ心地。肌にピタッと密着し、化粧崩れの心配もなく、紫外線からもしっかりガード。たっぷりの美容成分配合でメイクしている間もスキンケアが続きます。
【使い方】
手のひらに薄くのばしてから、顔全体に手早くなじませます。
ムラなく均一になじませたら、手のひらでやさしく押さえ込みます。
目元、小鼻、口元など細かい部分は指でトントンと押さえるようにムラなくなじませましょう。
おわりに
湿気や紫外線にゆらぎやすいこの時期こそ、肌と向き合うチャンスです。やさしく手をかけた分だけ、夏の肌は輝いてくれます。
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